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倒産物件の購入ルート

不動産倒産物件を、不動産のプロと同じルートで買う方法

2021.08.18

ライター:横山 篤司

  倒産した不動産をどうやったら買えるのか? 不動産取得のためには自ら情報を得ていくことがとても大切です。 物件情報が広まる前に、立地も条件も良い不動案倒産物件を買いたい!そう思ったことはありませんか? 不動産のプロと同じルートで一般に出回る情報よりも一足早く情報を得て、立地や条件の良い物件を買う為に必要な債権回収機構(さいけんかいしゅうきこう)の存在について前回お伝えしました。 債権回収機構の記事はこちらから
倒産不動産物件の買い方!格安で投資用不動産は買えるのか?
  では、債権回収機構から実際に不動産を買うには、どうすれば良いのでしょうか。 今回は不動産のプロと同じルートで、条件の良い不動産倒産物件を購入するための方法をお教えします!  

倒産した不動産をどこでどうやったら買えるのでしょうか?

実は倒産した物件情報の多くは東京に集まります。 なぜなら倒産した不動産物件に融資をしていた地方の銀行などの債権者の多くが、地方から東京へ倒産情報を送るからです。 ですから、日本全国ほとんどの倒産した不動産物件の情報は東京にぞくぞくと集まってくるのです。 そして倒産した不動産物件は、ひとつひとつに値段が付いていくわけではなく価値があるもの、価値がないものに関わらず、倒産した不動産物件をまとめていくらで購入するのか?という値付けのシステムになっており、その値付けの際に登場するのが債権回収機構です。 債権回収機構では、物件の値付けをして回収していく業務を行っています。 ですから債権回収機構の多くが、東京に本拠地を構えているのです。  

銀行は「担保に取っている不動産」を自由に売ることはできない

実は銀行は担保を取っているからといって物件を自由に売ることはできません。 なぜならば銀行には「所有権(しょゆうけん)」という、物件を売る権利を持っていないからです。 あくまで「抵当権(ていとうけん)」という、物件を売却した時に得られるお金を優先的に受け取る権利を持っているというだけに過ぎません。 ですので、銀行が物件の所有者に対して安くても売りなさいと強要することは法律上禁止されています。 また所有者も倒産したからといって、安く物件を手放したくはありません。 しかし破産して競売にかけられるとなってしまえば、さらに半値状態となってしまいます。 そこで所有者は事業を続けながら再建を目指し、不良物件の一部を売却するため、債権回収機構に依頼をするのです。 その値付け次第では、銀行が融資したお金の一部放棄することになります。 これが事業を継続する再建型の「民事再生・会社更生」です。 つまり、銀行は担保に取っている不動産を売らせることはできませんが、債権回収機構を通じて不良債権を処理することが可能となります。  

不動産倒産物件の処理、銀行の不良債権放棄(損切り)とは?

例えば、大手〇〇銀行が担保を設定している(オーナー権を持っている)不動産が破綻したとします。 その場合、損をするのは大手〇〇銀行さんですよね。 もし破綻した会社の担保が5億の不動産で、3億の値付けしかつかなかったとします。 銀行にとっては2億円の損となります。 これが、いわゆる、損切りです。 個人のローンが返済できなくなったときに、その債権が取り立て業者(サービサー)に、二束三文で売られていくのと同じ仕組みです。 50万とか100万円の世界なら、いわゆる怖い人が回収するイメージがありますが(笑)、10億、20億の債権回収は、その道のプロが行います。  

不動産で倒産した物件をプロと同じルートで購入するには?

東京の大手不動産会社の中で、債権回収機構から販売権を専任で許可されている会社があるのはご存じですか? 実はその仲介会社によって、倒産物件の紹介はコントロールされています。 だからこそ債権回収機構と取引をしている不動産会社と連絡を取るのが、倒産物件をプロと同じルートで買い取る一番の近道なのです。  

債権回収機構はエリート集団

倒産物件を、プロと同じルートで買うには、債権回収機構と密接な関係を持つ大手不動産会社とお付き合いをしていく必要があります。 債権回収機構の担当者は、エリート集団であり、かつ不動産のプロ中のプロのため、直接交渉することは大変ハードルが高いからです。

どのように、債権回収機構と接点を持つのか

そのルートはどこにあるのか。 具体的には、大手不動産会社を通じて債権回収機構と交渉することになります。 たとえば、 ・東急リバブル㈱ソリューション事業本部 ・三井不動産リアルティ㈱ ・三菱地所リアルエステートサービス㈱ などが債権回収機構とつながり、倒産物件を扱っています。 ルートの見つけ方について、次回お伝えしていきます。 不動産倒産物件に興味がある方は不動産オーナーの為のスクール、不動産オーナー経営学院までお問い合わせください HPはこちらから    

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ライター紹介

横山 篤司地主学第一識者/不動産オーナー経営学院代表/執筆者・ライター

地主学第一識者/不動産オーナー経営学院代表/執筆者・ライター/NewYork留学、外資系投資銀行、不動産経験20年/不動産経営を分かりやすく教える事を大切にしてます。これまで日本で10,000人以上のオーナーと話し、不動産学として事例や成功体験を研究。創業80年名古屋の三代目地主の家系に生まれる。自らも実業家として宅地建物取引士、事業承継マネージャー、マンション管理業務主任者の資格を保有。プロの不動産投資を学び、家業再生にも力を入れ、借金を数年で完済することに成功。現在はビルやマンション、商業施設、駐車場等を経営。

中小企業庁主催「事業承継セミナー2017」モデル企業登壇/JFMA「不動産MBA」研究員/週刊ビル経営「建替え経営学」連載/全国賃貸住宅新聞/月刊不動産流通(宅建協会)ほか。

横山 篤司

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