第二十回 最終回~不動産の資産家の成功哲学~

<建替えフェーズ③ 建替え時に気を付けたい3つのポイント> |
○私の経営体験談
さいごに、私が調べた不動産の資産家として成功するための「特徴」をお伝えします。私は今回の建替え学を通じて皆さんにお伝えしたいことは、成功している不動産の資産家は「建替えフェーズ」を乗り越えていることです。つまり、不動産は売ってしまえば資産は減ってしまいますので、不動産の再生や、資産の組換えによって、「資産を増やすこと」が不可欠です。すべての不動産オーナーが、最終的に「建替え時に気を付けたい3つのポイント」に対して何らかの対策を行うことになりますので、一緒に考えていきましょう。
〇ポイント=成功するための3つの哲学
不動産の資産家として建替えを成功する上で大切なことは、1~3の現状に対して経営哲学を持つことです。まず1、収益の生まれない土地や山林に対しては「収益を生むための方法を学び続ける」ことです。収益を生むためには土地活用を行うことですが、時代によってその方法が異なりますので、よりよい情報が得えられる情報源を見つけましょう。次に2、築古物件ばかり持っていることに対しては「資産を整理して増やす」ことです。この資産の整理が重要で、目先の税金対策に走って、最終的に資産を減らしてはなりません。築古になったら建替える、そして資産価値を増やすことをお勧めします。そして3、大きな資産が1棟あるという状態に対して「資産価値が高まるように土地分割をする」ことです。日本では不動産の流動性の高い、売買価値が下がりにくい不動産の資産規模としては2億円までです。また大きくても5億円までが中小企業のオーナーとしては適切な不動産規模です。これは私が全国の不動産オーナーに対してヒアリングを行った上での調査結果となります。
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