講師紹介

講師紹介

渡邉 高章

REIBS東京校/顧問

渡邉 高章

合同会社アーバンギークス 代表社員

講師から一言Teacher Message

投資学科では、正しい投資知識とマーケット観を身につけ、百戦錬磨な不動産業者と渡り合える骨太なオーナー(もちろん、オーナー以外も大歓迎です)の育成を目指します。そして、このような意識と志を持ったオーナーが、自ら主体的に活動しあい、「地域の自立的な街づくり」(大企業主体ではない、本当の意味でのエリアマネジメント)を実現していくことを期待しています。

REIBSでの専門及び実績Achievement

中小ビルオーナーのアセットマネジメント全般、商業物件企画、開発、CFO顧問

プロフィール

学歴 日本大学理工学部交通土木工学卒
東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻修士号
職歴 株式会社UG都市建築、森ビル・インベストメントマネジメント株式会社、
株式会社玄海キャピタルマネジメント
保有資格:技術士一次試験合格(建設部門)、不動産証券化マスター、宅地建物取引士

2004年に株式会社UG都市建築入社、主に都市開発コンサルティング業務に従事、2008年森ビル・インベストメントマネジメント株式会社入社後はJリート運用にかかる物件取得及び増資、期中管理業務等を担当。2012年に株式会社玄海キャピタルマネジメントへ入社。大型オフィスビルからヘルスケア、住宅、ホテル開発証券化等のAM業務に従事。2018年2月、合同会社アーバンギークス設立。代表社員に就任。

都市計画の研究実務と不動産ファンドでの実務経験を活かし、街づくり活動に直結する不動産オーナーのあり方を幅広く講義できます。


<近況コメント>
”元”東京校投資学科講師の渡邉です。
当方、最近は地方の津々浦々で地域再生をビジネス化するべく七転八倒しています。
今回は、そんな実体験に基づく地方創生体験談をお伝えできればと思います。

昨今、政策的な位置づけも含め地方創生は脚光を浴びています。
通信の5G時代が近づくなで、場所にとらわれない暮らし方・働き方のあり方について様々な提言がなされています。
ただ、こと不動産実務でいうと未だ非常に厳しい状況にある、というのが実感です。
例えば「収益不動産の流動性」、主要政令指定都市を除くと投資家による期待利回りすら存在していません。
出口戦略の描けない不動産、その時点で投資対象になるかどうか読者の皆さまなら分かるかと思います。

しかし、もしインバウンド含めた観光ニーズを的確に捉えることができたら、その再生可能性は飛躍的に高まります。
”不動産”が”負動産”と揶揄される世界で、一気に価値が転換することもありえるのです。
全てのきっかけはアイデア勝負、そこに共感する投資家を勧誘できるか、それが地方では問われています。

世界で起きた価値の逆転について、一つ事例を上げたいと思います。
みなさまは”アルベルゴディ・フーゾ”という言葉を聞かれたことはありますか?
イタリア語で”分散する宿”という意味ですが、これからの地方創生において大きな意味を持ってくるワードだと思います。
日本以上に都市化が進むイタリア、伝統的な町並みが残る地方も消滅危機にあります。
そんななか始まったのが、伝統的建造物を活用し街全体を一つのホテルとしてクオリティ高めていく運動でした。
地域の伝統的な空き家をホテルとして改修し、周辺の店舗交えてサービスクオリティを高めていく。
そのブランドが”アルベルゴ・ディフーゾ”です。
現在では、”アルベルゴ・ディフーゾ協会”がブランドを管理し、
一定程度のクオリティを持つ地域をブランドとして認定、外国人観光客の誘致を行っています。

日本にも、様々な伝統的資産・風景が残っています。
これらを開発することなく、あるがままを活かし、そして資産化することが期待されています。
現在の日本人には見えない当たり前の風景も、もしかしたら魅力ある世界かもしれません。
そこにある価値を再発見し、活かすこと、そんなアセットマネジメント力が問われていると感じています。

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