「かぼちゃの馬車問題」とは何か?シェアハウスの不動産投資とは?

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WBS(ワールドビジネスサテライト)などでも特集が組まれるほど世の中を賑わせたのが「かぼちゃの馬車問題」である。
「女性専用シェアハウス」を建て、入居者に支払う家賃を利益とする不動産投資の1つである。
かぼちゃの馬車問題で明るみに出ましたが、シェアハウス投資は数々の問題が起こっており、下記の記事でもまとめています。
「かぼちゃの馬車」の不動産投資の特徴は、
・30年間の賃料保証(サブリース契約)
・年利8%という高利回り
・スルガ銀行による貸付(低所得者向け貸付)
の主に3つである。
そこで800軒を超えるといわれる女性専用シェアハウスを販売した株式会社スマートデイズが何故破綻に至ったのか。ここでは、シェアハウスと不動産投資について解説をしていきます。
※かぼちゃの馬車問題は下記記事でも分かりやすく対談形式で紹介しています。
Contents
かぼちゃの馬車とは?
「かぼちゃの馬車」とは、女性専用シェアハウスのブランド名です。
家賃は東京都内で4万円~6万円程度で入居でき、「敷金・礼金・仲介手数料なし」が売りでした。さらに、個室にはベッド、冷蔵庫などの設備が用意されているだけでなく、インターネットの通信料や光熱費も家賃に含まれていました。
主に地方から上京する女性をターゲットとし、「トランクひとつで即入居」の売り文句が魅力で、当初100室程度までは「入居待ちとなるほどの人気」でした。ただし、ほとんどのお部屋は5畳程度で、かつ共用部も狭かったため、周辺の賃貸ワンルームマンションよりも割高でした。
かぼちゃの馬車事件とその経緯とは?
「かぼちゃの馬車」事件とは、当時、かぼちゃの馬車シリーズを販売していた株式会社スマートデイズの「サブリース事業」が破綻し、物件オーナーへのサブリース賃料(定額の家賃支払い)が未払いとなったことが発端となりました。
ほとんどのオーナー(投資家)が銀行からの借入をして物件購入をしていたので、結果として大きな負債の返済をすることが不可能となりました。
当時、スルガ銀行がその投資物件への貸付を行っていたことから、返済の猶予及び解除を求めて裁判となったのです。
サブリース賃料が1円も支払われない!?
2018年1月、不動産所有者に対して一方的な告知と共に、サブリース賃料が1円も支払われなくなりました。
シェアハウスの投資オーナーは、家賃が明日から1円も入らないという現実。
とはいえ、銀行への返済は30年間に渡り続いていくため、毎月、何十万というお金の返済が必要となりました。
このサブリースとはいったい何なのでしょうか?
利回り8%を30年間保証するサブリース
利回り8%を30年間保証する
というのがサブリースの契約内容でした。
このサブリースとは、物件の家賃をオーナー(投資家)に支払うことを保証することです。
このサブリースの契約条件があまりに好条件であったために、別の運営会社に変更してしまうことができなかったといいます。
内容を見ていくと以下の問題がありました。
・家賃設定が高すぎた
・30年間も家賃を保証する会社がいなかった
・建築費が高すぎた
そして2018年4月、オーナー向け説明会で運営会社であるスマートデイズの社長より業績悪化を理由として民事再生法の申請をした説明会を開いたのです。その1週間後、民事再生法の申請が棄却され、保全管理命令を受けることになります。※すでに破産手続きまで仕組まれていた可能性が高い。
このスマートデイズとはいったいどんな会社だったのでしょうか?
かぼちゃの馬車を運営するスマートデイズとは?
株式会社スマートデイズとは?
株式会社スマートデイズ(SMART DAYS, INC)は、かつて東京都中央区銀座に本社を置いていた不動産会社である。女性専用シェアハウス「かぼちゃの馬車」や男性向けシェアハウス「ステップクラウド」のサブリース(不動産転貸)事業などを展開していた。
2018年4月9日、東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請し、監督命令を受けた。負債総額60億3523万円。
2018年4月18日、民事再生法の申請が棄却され、保全管理命令を受けた
2018年5月15日、破産手続開始決定を受けた。
2018年6月20日、関連会社の株式会社ステップライフも東京地方裁判所から破産手続開始決定を受けた。
<参照>Wikipediaより
シェアハウス運営の仕組みとは?
産経新聞より抜粋した資料を参照すると、このようにシェアハウス「かぼちゃの馬車」を購入した不動産投資家が、スマートデイズからの家賃が入らないことによって銀行返済ができなくなるまでのお金の流れが分かります。
このトラブルは「かぼちゃの馬車」に限らず、一般的なアパートやマンションのサブリースに共通する「ある問題」が見えてきます。
それが3つのポイントでしょう。
・家賃設定=毎月いくらで貸すのか?
・賃料保証=何年保証してくれるのか?
・建築費=いくらで建物を建てる(買う)のか?
この問題は不動産投資には「よくある話」ですので次に紹介します。
不動産業者に騙された!?
実際に「かぼちゃの馬車」の物件の多くが売りに出ていますが、1部屋5~6㎡という狭い部屋の集合住宅では、実際に入居者を見つけることすら難しく、買い手がつかない状況です。
よくこんな不動産を・・・と思うかもしれませんが。
しかし、皆さんが購入しようと思っている新築ワンルーム投資ってどうでしょうか?
新築ワンルームマンションの不動産投資も実際には建築する前に購入する時代ですから!!
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この不動産投資に疑問を持つ方はいらっしゃいませんか?なんら他の不動産投資と変わらない「利回り」や「契約条件」のため、素人には不動産投資の仕組みが理解できないのが現実です。
「サブリースとは何か?」
「30年間の賃料保証は何故破られたのか?」
「業者に騙されないために何を学ぶべきなのか?」
私たちが同じ過ちを犯さないためにも失敗・リスクを学んでいきましょう。
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