地主不動産オーナー父子の事業承継バトル。築50年物件再生の衝撃実話!
2017.05.22
<不動産オーナー経営学院 2018年特別対談インタビュー>
むさしコーポレーショングループ
・二代目社長 横山高司氏(69歳)
・三代目社長 横山篤司氏(37歳)
2017年度「事業承継フォーラム」中小企業庁主催/日経BP社
2017年度全国事業承継モデル
今回は「築50年を迎えるビルの建替えと事業承継」がテーマです。
不動産オーナーは、遠かれ近かれ、事業承継をするタイミングが来ます。
中小企業における事業承継に関するアンケート・ヒアリング調査(帝国データバンク2017年)より、
企業の71.1%が「経営上の問題」と認識していると回答しています。
つまり、後継者がいるものの、経営上の問題を含めて事業承継がうまくいかずに廃業もしくは相続を行ったものの事業継続を断念するオーナーが増えているのが実状です。
そこで、今回の事例では、親子で事業承継に向き合ってきた上での実体験より、
事業承継を行う上で取り組んだ10年間の歴史を紐解きながら、その経営観についてインタビューしました。
REIBSの生立ち
目次
1. 築40年を超えた老朽化ビルの課題
愛知県で250坪の土地を所有する2代目地主のT氏は、築40年を迎える建物の維持管理に頭を悩ませていた。
また1階・2階の入居者が撤退し、家賃の1/3が減収したことにより、その後の賃貸経営を続けていくうえでの岐路に立っていた。
建物を存続させるか、維持延命(耐震工事)させるか、あるいは売却するか。
そこで将来三代目を継ぐ息子A氏と共に事業承継を見据えた選択をすることとなった。
横山篤司氏のプロフィール
REIBSの生立ち
2. 事業承継者の不動産オーナーの紹介
・横山高司氏のプロフィール
・創業80年の元旅館業、100名以上の従業員を抱えた中堅企業経営
・家督相続と共有化による悪平等
・65歳で引退を決めた理由
2-1. 資産の3/4を失った衝撃な課題とは
資産の3/4を失ってしまった相続争いの原因と理由とは?
今だから話す事業承継で伝えたいこととは?
※インタビュー内容は動画でご覧くださいませ。
2-2. ビル経営50年の歴史と経営の流れ
・新築時は名古屋有数のビルだった時代
・築20年当時のビル運営と40名以上の社員を抱えた時代
・築30年当時の管理会社に社員のほとんどが移籍した時代
正しい不動産経営の在り方は存在しない。50年のビル経営を支えた社長の大いなる経営判断とは?
・築40年当時の老朽化と経営赤字が膨らんだ時代
・築50年目の選択の時代
2-3. 築40年に建て替え決断。その後のリノベーションと躍進のはじまり。
・建替えバトルに突入。
・経営のプロを採用した理由とは?
・名駅四丁目酒場「メイヨン」リノベーションの決行
・息子の失敗を容認するのが父の務め
当時29歳の息子を経営陣に加え、息子の事業改革に同意する。
その建替え計画を実行した決断の真意とは?
2-4. 建て替え計画を立案するも、残りの資金1000万にまで困窮に。
・建替え計画における親子のバトルに突入!
・敵は身内にあらず、社会の中で打ち勝つ(儲ける)ための精神とは?
・建替え計画の推移
・再建築プラン
2-5. 65歳で不動産オーナーを引退。事業承継の心とは?
・引退時期を迎えての話し
【ビル】賃貸テナントビルの立ち退き料相場と明け渡しまでの流れについて